Skin Booster HILO WAVE®

HILO WAVE®はどのようなブースターですか?

HILO WAVE®は、高・低分子ヒアルロン酸複合体で水分と弾力を同時に補うハイブリッドSkin Boosterです。通常は4週間前後の間隔で2~3回施術を受けるのが基本コースで、その後はお肌の状態に応じてメンテナンス施術へと移行します。

HILO WAVE®の成分と作用原理は?

HILO WAVE®は、高純度の非動物性ヒアルロン酸(HA)を主成分とするSkin Boosterで、高分子と低分子のヒアルロン酸が両方含まれている二重分子構造が特徴です。低分子HAは肌の深い層まで水分を届け、高分子HAは肌の構造を支えながら水分の蒸発を防ぐ役割を分担します。

その作用は単なる水分補給にとどまりません。注入されたヒアルロン酸複合体が真皮環境を改善し、コラーゲンとエラスチンの生成を促すことで、肌本来の弾力と自然なボリューム感の回復を助けます。そのためHILO WAVE®は、「水分ブースター」と「弾力ブースター」の両方の性質を持つ施術として位置づけられています。


架橋ヒアルロン酸の利点は?

架橋処理されたヒアルロン酸は体内での分解速度が遅く、注入後も肌の中に長く留まってゆっくりと作用する点が最大の利点です。架橋されていないヒアルロン酸は肌の中で比較的早く分解され効果が短いのに対し、分子同士が結合した形態は水分貯蔵庫のように長時間水分を保持します。

また、長く留まるヒアルロン酸は周囲の真皮に持続的な刺激環境を作り、コラーゲン・エラスチンのリモデリングを継続させるのに有利です。HILO WAVE®は、dermal fillerのように硬いジェルで形を作るのではなく、柔らかい性状で広く拡がるように設計されており、持続力と自然さのバランスを狙った製剤とお考えください。


アクア注射(水分注入)との違いは?

最も大きな違いは目的です。アクア注射が即時的な水分・ツヤの改善に重点を置くのに対し、HILO WAVE®は水分補給に加え、ボリューム改善と弾力改善までを狙う施術です。

区分HILO WAVE®一般的なアクア注射
主成分高・低分子HA複合体非架橋(または低架橋)HA
主な目的ボリューム改善、水分+弾力・小じわ改善水分・ツヤ改善
効果の発現即時的な水分感、即時的なボリューム改善、数週間かけての弾力変化比較的即時的
持続傾向比較的長い比較的短い

まとめると、アクア注射が「今すぐのしっとり感」に近いのに対し、HILO WAVE®は「しっとり感に加えて積み上がるボリュームと弾力」まで期待できる施術です。どちらが適しているかは、肌の乾燥度合い、弾力低下の程度、持続期間への期待によって異なります。


どんな肌悩みに適していますか?

内側の乾燥とともに小じわ・弾力低下が始まった肌に特によく合います。化粧のりが悪くつっぱり感の強い水分不足肌、目元・口元・首など薄い肌の小じわ、加齢によりくすんで薄くなった印象の肌が代表的な適応です。

診療現場では、大きな陥凹はないものの肌に「ハリがない」と感じて来院される方が少なくありません。dermal fillerを入れるほどの明らかな陥凹ではないが、全体的に肌が「凹んで見え、ハリがない」と感じる方にも良い選択肢となり得ます。性状が柔らかいため、顔全体はもちろん、首のようにdermal fillerの適用に慎重な部位にも用いられます。ただし、深いしわや明らかなボリューム不足にはSculptraやHA Fillerなどのボリューマイジング施術の方が適している場合もあるため、気になる部位に応じた見極めが必要です。


何回受けるのがよいですか?

通常は4週間前後の間隔で2~3回施術を受けるのが基本コースです。1回だけでも変化を感じられますが、コラーゲン・エラスチンの生成には時間がかかるため、繰り返し施術で効果を積み重ねることが弾力改善には有利です。

基本コース後は、肌の状態に応じて数ヶ月間隔のメンテナンス施術へと移行する方法がよく用いられます。ただし、適切な回数と間隔は年齢、肌の厚さ、乾燥・弾力低下の程度、併用中の他の施術によって異なりますので、画一的な回数ではなく、診察後に個人別の計画を立てることが望ましいです。Heal Houseでは、肌状態の診断に基づき、HILO WAVE®単独、またはリフティング・ブースター併用プログラムをご提案しています。


References

Kang Hyunjin

皮膚科専門医・建大院

丁寧なカウンセリングとたゆまぬ研究で、患者様お一人おひとりに最適な治療をご提案いたします。