リフティング サーマクール Alltite

顔のハリ、取り戻す方法は?

顔のハリは、コラーゲンの再生を促すリフティング(サーマクールFLX・Alltite・ウルセラピー・プライム)と、真皮の環境を補うブースター(リジュラン®・JUVELOOK)を、年齢層と肌状態に合わせて組み合わせることで取り戻せます。ホームケア(紫外線対策・保湿)だけでは、すでに進んだたるみを元に戻すことは難しく、予防・維持を軸として並行するのがよいでしょう。

ハリ低下の原因(コラーゲン減少)は何ですか?

顔のハリが低下する最も根本的な原因は、皮膚の真皮層にあるコラーゲンと弾性線維が減少することです。コラーゲンは皮膚を支える網目構造で、年齢を重ねるとこれを生成する線維芽細胞の機能が低下し、分解酵素(MMP)の働きが増えることで総量が減少します。

一般にコラーゲンは20代から毎年約1%ずつ徐々に減り、皮膚の厚さ自体も年齢とともに次第に薄くなる傾向があります。さらに紫外線(光老化)、糖化(糖分による架橋結合)、喫煙・酸化ストレスが加わると、コラーゲンの損傷が加速します。特に女性は閉経前後にハリ低下をより早く実感する場合が多いです。

つまりハリ低下は自然な老化と生活要因がともに作用した結果であるため、原因を理解することがケアと施術の選択の基礎となります。


ホームケアで改善できる限界は?

ホームケアはハリ低下を遅らせ、肌環境を改善するのに役立ちますが、すでに進んだたるみを元に戻すには限界があります。レチノイド・ビタミンC・ペプチドなどの一部の成分はコラーゲンの環境に良い影響を与える可能性があり、何より紫外線対策は光老化によるコラーゲン損傷を遅らせる最も基本的で重要なケアです。

ただし塗る化粧品は主に表皮と真皮上部に作用するため、真皮深部やその下の層(SMAS)の緩みによって生じたたるみまで引き上げることは難しいです。この層のハリ低下は、熱・超音波エネルギーを真皮の深さまで届ける施術的アプローチが必要な領域です。

したがってホームケアは予防と維持の軸としつつ、はっきりとしたたるみの改善を望む場合は、ホームケアと施術を並行するアプローチをお勧めします。

ケア方法主に作用する層期待される役割
ホームケア(紫外線対策・保湿)表皮~真皮上部損傷の予防・維持
Skin Booster真皮(水分・コラーゲン環境)肌のきめ・浅いハリ
リフティング(RF・超音波)真皮深部~SMASたるみの改善・タイトニング

どの施術がハリに役立ちますか?

ハリの改善には、コラーゲンの再生を促すリフティングと、肌環境を補うブースターが代表的に活用されます。リフティングは高周波(RF)や超音波エネルギーで真皮と深部層に刺激を与え、コラーゲンが新たに生成されるよう促す原理です。

Heal Houseでは、高周波ベースのサーマクールFLX・Alltite、超音波でSMAS層を狙うウルセラピー・プライムなどを肌状態に合わせて活用します。なお、AlltiteはHIFUではなくRF(高周波)方式のリフティングです。これに真皮の水分・コラーゲン環境を補うリジュラン®、コラーゲン刺激系のJUVELOOKなどを加え、表層と深部をともに狙うことができます。効果はコラーゲンが再形成される2~3か月にかけて徐々に現れるのが一般的です。

どの機器と組み合わせが合うかは、たるみの程度と皮膚の厚さによって異なるため、個人の肌を評価したうえで決めることが望ましいです。


年齢層によってアプローチは異なりますか?

はい、ハリのケアは年齢層によって目標と強度を変えるのが効率的です。コラーゲンが毎年約1%ずつ減り始める20~30代は、たるみがはっきりしないため、紫外線対策や保湿といった予防ケアに、浅いブースター・低強度のハリケアを加え、損傷の速度を遅らせることに重きを置きます。

40代以降はコラーゲンの損失が積み重なり、たるみが目立つ場合が多くなるため、真皮深部とSMAS層を狙うリフティングの比重が大きくなります。閉経前後はハリ低下が速く進むことがあるため、リフティングとブースターを組み合わせ、施術間隔を調整するアプローチが役立ちます。

ただし実際に必要な強度は年齢よりも個人の肌状態に左右されるため、年齢層は参考の基準とし、実際の肌状態に合わせて強度を調整するのがよいでしょう。


維持するにはどうケアしますか?

ハリを取り戻した後は、予防と定期的なケアで維持することが鍵です。施術でコラーゲンを増やしても、老化や紫外線による損傷は続くため、紫外線対策・保湿・禁煙・規則正しい生活という基本のケアが維持の土台となります。

また、リフティングとブースターは効果が永続的ではないため、リフティングは年に(1~2)回、ブースターは(1~2)か月間隔を目安に繰り返すことで、ハリを長く保つことができます。急激な体重変化を避け、コラーゲンの環境に役立つバランスのよい食習慣と十分な睡眠を並行することも役立ちます。

維持管理の周期と方法は個人の肌状態や生活パターンによって異なるため、継続的なハリケアの計画は皮膚科専門医とのカウンセリングを通じて立てることをお勧めします。


References

Hyunjeong Byeon

皮膚科専門医・板橋院

深い対話と精巧な設計で、あなただけの美しさをつくります。