しわ・輪郭 リジュラン® JUVELOOK

首のしわは施術で伸ばせますか?

はい、深い首のしわも段階的に改善が期待できます。横の溝はHA Fillerとスキンバイブ by ジュビダームビスタ®・リジュラン®などのSkin Boosterで埋め、たるみ・弾力低下はウルセラピー・プライム・サーマクールFLX・Alltiteリフティングで整え、縦に盛り上がる筋肉性のバンドにはボツリヌス毒素が適しています。

すでに深く刻まれた首のシワも改善できますか?

はい、完全に消すことは難しいものの、深く刻まれた首のしわも施術で目に見える改善が期待できます。首の皮膚は顔より薄く皮脂腺が少ないため、一度折り込まれたしわが固定されやすいのですが、溝そのものを埋める施術と周囲の皮膚の質を高める施術を併用すると、しわの深さと影がともに軽減されます。

深い横の溝には、やわらかい性状のHA Fillerを少量ずつ肌の流れに沿って注入し、周囲の薄くなった皮膚にはリジュラン®・JUVELOOKなどの再生施術や、スキンバイブ by ジュビダームビスタ®・BELOTERO® ReviveなどのSkin Boosterで水分と弾力を補う組み合わせが代表的です。実際に、注入用ヒアルロン酸が皮膚の水分・弾力・きめを改善することは複数の臨床研究で確認されており、水分が満たされた皮膚は折り込み自体への抵抗力も向上する傾向があります。

カウンセリングでも「すでに深くなった首のしわは伸びるのか」という質問をよく受けます。しわの深さ・皮膚の状態によって必要な回数や改善の幅は個人差が大きいため、一度で伸ばすという目標よりも、数回に分けて深さを減らしていく計画が現実的です。


首のフィラーとリフティング、どちらがよいですか?

どちらか一方が優れているのではなく、目的が異なる施術です。フィラー・Skin Boosterはしわの溝と皮膚の質を直接扱い、リフティングはたるんだ皮膚と弾力低下を扱います。

区分首のフィラー・Skin Booster首リフティング(エネルギー施術)
主な目的横の溝を埋める、水分・小じわの改善皮膚の弾力、たるみ・伸びの改善
代表的な施術HA Filler、スキンバイブ by ジュビダームビスタ®、リジュラン®、JUVELOOKウルセラピー・プライム、サーマクールFLX、Alltite
効果の発現時期比較的早い数週間〜数か月かけて徐々に
適している場合はっきりしたしわ線、薄く乾燥した皮膚皮膚がたるみ、あごのラインがぼやけている場合

しわ線がはっきりしている一方で皮膚のたるみが少ない場合はフィラー・ブースターが、しわよりもたるみが問題の場合はリフティングが優先です。両方の問題がある場合は、リフティングで土台を整えてから溝を補う順番で併用する場合が多くあります。


首のしわのボツリヌス毒素はどんな首のしわに適していますか?

ボツリヌス毒素は、縦に浮き出る筋肉性の首のしわ、すなわち広頸筋(プラティスマ)のバンドに適しています。力を入れたり話したりするときに首に縦の線が盛り上がるタイプは筋肉の緊張が原因であるため、筋肉を弛緩させるボツリヌス毒素がよく合い、米国FDAでもこの目的での使用が承認されたことがあります。

一方、横の首のしわにはボツリヌス毒素の効果は限定的です。横のしわは筋肉よりも先天的な要素や繰り返しの折り込み、皮膚の老化などが原因であるため、フィラー・Skin Booster・エネルギー施術が優先して検討されます。

効果の持続は一般に3〜4か月程度とされており、維持には繰り返しの施術が必要です。自分の首のしわが筋肉性か皮膚性かによって選択が変わるため、診察時にまず鑑別を行います。


首のしわの施術後、再びできないようにするには?

施術後も、首を折り曲げる生活習慣と紫外線を管理することで、改善した状態が長く保たれます。スマートフォンを見下ろす姿勢は同じ位置を繰り返し折り込んでしわを再び固定させるため、画面を目の高さに上げ、長時間うつむくことを避けるのが基本です。

首は顔と同じくらい紫外線にさらされながらも、紫外線遮断剤を塗り忘れやすい部位です。遮断剤と保湿剤を首まで丁寧に塗り、高い枕の使用を減らすことも役立ちます。

また、改善効果が徐々に弱まる施術の特性上、皮膚の状態に合わせて一定の周期で維持管理を受けることが、再発を遅らせる現実的な方法です。維持の周期は施術の種類と個人の皮膚によって異なるため、カウンセリング時に一緒に計画するのがよいでしょう。


首のたるみ(ターキーネック)は施術が異なりますか?

はい、首のたるみはしわとは原因の構造が異なり、リフティング中心の別のアプローチが必要です。いわゆるターキーネックは、皮膚の弛緩、あご下の脂肪、広頸筋のたるみが複合的に作用してあごと首の境界が崩れた状態で、しわの溝を埋める施術だけでは改善が難しいです。

皮膚・筋膜の弾力低下が中心であれば、超音波で筋膜層まで刺激するウルセラピー・プライム、高周波方式のサーマクールFLX・Alltiteなどでコラーゲンの再生を促し、たるみを整えるアプローチが検討されます。こうしたエネルギー施術の効果は数か月かけて徐々に現れるのが一般的です。

ただし、たるみの程度が強い場合や脂肪・筋肉の要素が大きい場合には、非手術の施術で期待できる変化には限界がある可能性があります。首の状態を正確に評価したうえで現実的な目標と方法を決めるよう、皮膚科専門医にご相談されることをお勧めします。


References

Hyunjeong Byeon

皮膚科専門医・板橋院

深い対話と精巧な設計で、あなただけの美しさをつくります。