リフティング ウルセラピー・プライム サーマクール

急激なダイエット後の顔のたるみ、どう回復する?

短期間の体重減少は、顔に「こけ」と「たるみ」を同時に残しやすいものです。こけた部位はSculptra・JUVELOOK Volume・HA Fillerで満たし、薄くなった皮膚はサーマクールなどの高周波タイトニングと真皮基質(ECM)の補充で引き締め、崩れた顎ラインはウルセラピー・プライム・ソプラノチタニウムで引き上げる複合的なアプローチが必要です。

急激なダイエット後に顔が急に老けて見え、ひどくたるむのはなぜですか?

私たちの顔の皮膚の下には、クッションのように皮膚をふっくらと支える「脂肪パッド」があります。短期間で痩せるとこのクッションの体積が急激に減りますが、皮膚が収縮する速度がこれに追いつかず、空気が抜けた風船のように皮膚が余ってたるんでしまいます。(最近では、肥満治療薬の流行などにより、短期間の減量後に顔が老けてしまう現象を指す「オゼンピックフェイス」という新造語まで生まれています。)

さらに、20代半ばから毎年1%ずつ減少する「コラーゲンの低下」と、年齢とともに顔の骨自体の体積が減る「骨吸収」現象まで重なると、骨・脂肪・コラーゲンが三重に崩れ、顔がより一層やつれて老けて見えるようになります。


痩せてこけた部位(頬のこけなど)はどの施術で満たすのがよいですか?

顔の痩せによって生じた空隙は、ボリュームを補う施術で改善できます。施術ごとに成分と作用機序が異なるため、こけの形状と皮膚の状態に合わせて最も適した方法を選択します。

  • Sculptra(PLLA):植物由来の安全な成分(PLLA)の微粒子を皮膚の深い層に注入し、自分の皮膚が自ら新しいコラーゲンを作り出すよう促す原理です。数か月かけて徐々にコラーゲンが満たされ、頬のこけなど広い範囲のこけを自分の組織のように自然に回復することに特化しています。
  • JUVELOOK Volume(PDLLA):生分解性高分子(PDLLA)粒子とヒアルロン酸(HA)が結合した成分で、こちらも自己コラーゲンの生成を促します。粒子構造が丸く多孔性の形態のため異物感が少なく、真皮層と脂肪層の密度を細やかに高めることで、自然なボリューム感と全体的な肌の弾力改善に役立ちます。
  • ヒアルロン酸(HA)Filler:人体の水分成分に近いヒアルロン酸ゲルを注入し、物理的に空隙を即座に満たす施術です。コラーゲン生成を待つ必要がなく、こめかみやほうれい線など特定の部位の深いこけを精緻かつ迅速に補正したいときに非常に有用な選択肢です。

ダイエット後に皮膚が薄くなり弾力が低下した場合、どの施術が必要ですか?

顔のボリュームが抜けて「皮膚という生地」自体が薄く、たるんだ状態になっている場合、単に空いた部分にボリュームを補うだけでは不十分です。皮膚真皮層の密度とハリを回復する施術を必ず併用する必要があります。

  • 高周波タイトニング(サーマクールFLXなど):真皮層に強力な高周波(RF)熱エネルギーを伝え、緩んで伸びたコラーゲン線維を収縮させ、新しいコラーゲンの合成を促す原理です。薄く力のなくなった皮膚表面をアイロンをかけるように滑らかで引き締まった状態に整える役割を果たします。
  • 真皮基質(ECM)構造の補充:コラーゲンやエラスチンなど真皮層を構成する主要な構造物質を皮膚内に直接注入して満たす方法です。自己コラーゲンの生成を待つだけでなく、短期間の減量で傷み薄くなった「皮膚という生地」自体に骨組みを与え、即座に厚みのある健康な状態に再建するのに効果的です。

顎ラインが崩れ、深くたるんだ肉(ブルドッグ顔、二重あご)はどう引き上げますか?

支えを失った皮膚が重力を受けて下へ流れ、顎ラインが崩れて顔がぼやけてしまった場合、顔の最も深い筋膜層(SMAS)から確実に引き上げる強力なリフティング施術が必要です。

  • ウルセラピー・プライム:超音波エネルギーを皮膚の深い筋膜層まで届けて収縮を促し、たるんだ顎ラインや頬のたるみを強力に引き上げます。
  • ソプラノチタニウム:3つの波長のレーザーを同時に照射し、皮膚の浅い層から深い層まで即座のタイトニングと滑らかな輪郭の整え効果をもたらします。痛みが少ないのが特長です。

こけとたるみが同時に生じた場合、施術で注意すべき点はありますか?

急激な減量後は、通常「空隙(こけ)」と「余った皮膚(たるみ)」の問題が複合的に現れるため、リフティングとボリューム施術を適切に組み合わせることで、最も自然で満足度の高い結果が得られます。この際、次の2点に特に注意する必要があります。

  • 部位別の機器選択(こけの悪化に注意):顔のどの部位がたるみ、どの部位がこけているかを正確に分析し、それに合った施術を適用する必要があります。例えば、強力なHIFUリフティングであるウルセラピー・プライムは、崩れた顎ラインや二重あごの肉を引き上げるのには優れていますが、頬やこめかみなどすでに脂肪が減ってくぼんでいる部位に無分別に適用すると、こけの現象をかえって悪化させる可能性があります。したがって、個人の輪郭の特性に合わせてリフティングデバイスの種類とターゲット部位を精緻に選別することが不可欠です。
  • 体重の維持(繰り返しの急激な減量を避ける): 最も根本的な注意点は、「施術後に急激なダイエットを繰り返さないこと」です。自己コラーゲン誘導施術などでせっかく皮膚の内側のボリュームを満たしておいても、再び激しいダイエットをして顔の脂肪を落としてしまえば、苦労して取り戻したボリュームをまた失うことになります。したがって、体重減少がある程度安定した時期に入ったときに、本格的な顔の回復施術の計画を立てることをお勧めします。

References

Ko Hyerim

皮膚科専門医・水原院

自信に満ちた肌で患者さまの人生がより堂々と輝けるよう、いつもそばで努めてまいります。