リフティング サーマクール

サーマクールの価格はどのように決まるのでしょうか?

サーマクールの費用は、チップのショット数(300・600・900ショット)と施術部位によって決まります。ただし同じショット数でも、エネルギーレベルとショット配分を設計する皮膚科医の経験によって結果が異なるため、金額よりも正規品・定量施術と施術経験を確認することが重要であり、相場より極端に安いところはその理由を確認してみる必要があります。

ショット数(600ショット・900ショット)によって費用はどのように変わるのでしょうか?

サーマクールの費用を決める最も大きな要因はショット数であり、ショット数が多いほど使用するチップの費用も上がります。サーマクールFLXは1つのチップに使用可能なショット数が決まっている1人用消耗品の構造であるため、300ショット・600ショット・900ショットのうちどのチップを使うかがそのまま費用の差につながります。つまりショット数別の価格差は、医院の任意の設定ではなく、チップ自体の費用構造に由来するものです。

一般的に300ショットは両頬などの部分施術、600ショットは顔全体、900ショットは顔全体あるいは首まで含める場合に使用します。ショット数が多いからといって必ずしも良いわけではなく、皮膚の厚さ・たるみの程度・改善目標によって適切なショット数は異なります。同じ600ショットでも、どの部位にどのように配分するかによって実感できる結果は変わり得ます。

チップの種類ショット数一般的な適用範囲
トータルチップ300ショット両頬などの部分施術
トータルチップ600ショット顔全体
トータルチップ900ショット顔全体+首
アイチップ225ショット眼瞼あるいは目元
アイチップ450ショット眼瞼+目元

したがって費用を比較する際は、単純な金額ではなく「何ショットのチップでどの範囲を施術するか」を基準に、同じ条件どうしで比較するのが正確です。自分に必要なショット数は、診察で皮膚の状態を確認したうえで決めるのが合理的です。


サーマクールの正規品・定量かどうかは価格とどんな関係があるのでしょうか?

正規品のチップを定量どおりに使用すること自体が原価であるため、正規品・定量かどうかは価格と直結します。サーマクールのチップは、製造元が定めたショット数だけ出るように設計された1人用消耗品であり、このチップの費用が施術価格の相当部分を占めます。正規品のチップを新たに開封し、定量をすべて照射する医院とそうでないところでは、原価構造が異ならざるを得ません。

一部で問題となる再使用チップや非正規品のチップは、エネルギー伝達が不安定で安全上の問題が生じる可能性があります。施術前にチップの新品開封の過程を直接確認し、施術前後の機器画面のショットカウントを確認することが良い方法です。正規品確認の手順を透明に案内する医院かどうかが、価格表より先に見るべき部分です。


サーマクールは、顔全体と目元の部分で費用差が大きいのでしょうか?

はい、使用するチップ自体が異なるため費用差があります。顔全体はトータルチップ(通常600ショット以上)を使用する一方、目元は専用のアイチップを使用します。アイチップは接触面が0.25cm²と小さく、薄く湾曲した目元の皮膚に合わせて設計されており、一般的に眼瞼中心は225ショット、目の下まで含めると450ショット程度です。

部分施術はチップの規格が小さい分、顔全体より費用負担は低い傾向にあります。ただし目元の施術は眼球保護シールドなど別途の準備と繊細なテクニックが必要で、目元のたるみと中顔面のたるみが併存する場合、部分施術だけでは改善幅が限られる可能性があります。どの範囲まで施術するかは、たるみの原因部位を診断したうえで決めると、不要な費用を抑えられます。


極端に安いサーマクールはなぜ疑ってみる必要があるのでしょうか?

正規品チップの費用が決まっている構造のなかで、相場より極端に低い価格は、どこかで原価を下げた可能性を示唆するためです。代表的な例として、表示されたショット数より少なく照射する場合や、非正規品の消耗品を使用する場合が挙げられます。こうした場合、外見上は同じ「サーマクール」でも実際に伝達されるエネルギー総量が異なり、結果の差につながる可能性があります。

もちろん、安いからといってすべてに問題があるわけではありません。ただし価格が特に低い場合は、正規品認証の確認が可能か、チップの開封を直接確認できるか、施術前後のショット数を示してくれるかを必ず尋ねてください。この質問に明確に答えられないところであれば、慎重に判断するのが安全です。


価格だけで選んではいけない理由は何でしょうか?

サーマクールは機器が同じでも、施術者の設計によって結果の差が大きい施術だからです。同じ600ショットでも、たるみの原因部位に合わせてエネルギーレベルとショット配分をどのように設計するかが結果を左右し、解剖学的な理解に基づく皮膚科医の施術経験は価格表には表れない要素です。

またサーマクールの結果は、施術直後よりも数か月にわたりコラーゲンがリモデリングされて徐々に現れるとされており、最初から正確な診断と定量施術が行われてこそ、待った分の改善が期待できます。効果に物足りなさを感じる低価格施術を繰り返すより、正規品・定量・熟練という基本を備えた施術を適切な周期で受けるほうが、長期的に費用対効果が高い場合が多いです。自分の皮膚の状態に合ったショット数と施術計画は、皮膚科専門医とのカウンセリングを通じて確認してみてください。


References

Hanmi Jung

皮膚科専門医・江南院

一度施術して忘れられる医師ではなく、皮膚のすべてを安心して任せられる生涯の皮膚主治医になります。