レーザー Virtue RF Mirajet、Curejet、Skinjet

ニキビ跡と毛穴、施術の順序はどう組み立てる?

ニキビ跡と毛穴は真皮の再生という同じ目標を共有しており、一緒に扱うことができます。一般的には真皮を整えるニードリング系(Virtue RF)を先に、表面を整えるレーザーを後に適用し、真皮再生系の施術はおおむね4〜6週間間隔で繰り返します。色素が併存する場合は、色素を先に安定させてから段階的に計画します。

ニキビ跡と毛穴は同時に改善できますか?

ニキビ跡と毛穴は原因が重なる部分が多く、一緒にアプローチするのが一般的です。カウンセリングでも、ニキビ跡と毛穴を一度に扱えるかを尋ねられることが多くあります。どちらも真皮のコラーゲンの損傷・弛緩と深く関係しているため、真皮を刺激してコラーゲンの再生を促す施術が、ニキビ跡と毛穴の改善に同時に役立つ可能性があります。

Virtue RFのような高周波ニードリングは、微細なニードルで真皮に熱刺激を伝え、陥没したニキビ跡とたるんだ毛穴を一緒に扱うのに適した方法です。これにMirajet(無針レーザージェット)やハイドロリフティングなどで肌のきめと水分・鎮静を補うと、全体的な肌質の改善が期待できます。

ただし、ニキビ跡の形態(ボックス型・ローリング型・アイスピック型)や毛穴の状態によって適した組み合わせは変わるため、正確な計画は肌診断の後に決めるのがよいです。


レーザーとニードリングはどの順序で行いますか?

真皮の構造を整えるニードリング系を先に適用し、表面の再生を助けるレーザーを続けて行う順序が一般的に用いられます。ニキビ跡を引き起こす真皮の線維性癒着とコラーゲン構造を先に刺激・再編したうえで、表皮のきめを整えるアプローチが論理的だからです。

実際に、高周波ニードリングとレーザーを併用した研究でも、ニードリングで真皮を先に刺激し、その後レーザーリサーフェシングを加える組み合わせがニキビ跡の改善に用いられてきました。ただし、同日に併用するか、回を分けて行うかは、肌の刺激度と回復力を考慮して決めます。

優先して扱う問題軸となるアプローチ補助として加えるアプローチ
陥没したニキビ跡・毛穴高周波ニードリング(Virtue RF)表面再生レーザー・きめ整え
色素沈着色素ターゲットレーザー美白・鎮静ケア
乾燥・敏感ハイドロリフティング鎮静保湿・バリア強化

色素が併存する場合、何を先に行いますか?

色素沈着が目立つ場合は、色素を先に安定させてからニキビ跡・毛穴の再生施術に移る順序がよく勧められます。特に炎症後の色素沈着が併存する場合、ニキビ跡の再生施術が刺激となって色素をより濃くすることがあるため、色素のケアを先行するか併用しながら調整するのが安全です。

色素は原因(メラニン沈着・炎症後の色素)によってアプローチが異なり、ニキビ跡の再生施術より短い間隔で複数回行われる場合があります。色素がある程度整ったら、真皮再生を中心としたニキビ跡・毛穴の施術の強度を高めていく方式で計画します。

色素とニキビ跡が混在するほど順序の設計が結果を左右するため、正確な診断で優先順位を先に決めることが重要です。


施術の間隔はどのくらい空けますか?

真皮再生系の施術は、おおむね4〜6週間の間隔を空けて繰り返す場合が多くあります。刺激を受けた肌がコラーゲンを再生し、十分に回復する時間を確保してこそ、次の施術の効果が安定して積み重なるからです。

一般的に、高周波ニードリングやフラクショナルレーザーは複数回を4週間間隔で計画することもあります。ただし、正確な間隔は施術の強度、回復状態、肌タイプによって調整されるため、一律に決まるものではありません。

無理に間隔を狭めると刺激が蓄積し、かえって回復が遅れることがあるため、肌の反応を見ながら個人に合わせて調整するのが望ましいです。


全体の改善までどのくらいかかりますか?

ニキビ跡と毛穴は、たいてい複数回にわたって徐々に改善し、全体の過程は数か月単位で見るのが現実的です。コラーゲンの再生は施術直後ではなく、その後4〜6週間にかけて進むため、一度で完成するというより、回を重ねるうちに徐々によくなる特徴があります。

ニキビ跡が深い、あるいは範囲が広いほど必要な回数が増え、期間も長くなることがあり、反対に毛穴中心のきめ改善は比較的変化を早く実感することもあります。改善の程度と速度には個人差が大きい点を考慮するのがよいです。

ニキビ跡は完全な除去よりも「目立ちにくく改善する」ことを現実的な目標にすると満足度に役立ちます。ご自身のニキビ跡のタイプと目標に合った回数・期間は、診療を通じて具体的にご相談いただくことをお勧めします。


References

Kim Soohyung

皮膚科専門医・水原院

健康な肌を超え、人生の前向きな変化まで届ける皮膚主治医となります。