白斑

白斑のエキシマレーザー、強く受けるほど効果的ですか?

そうではありません。顔の白斑では、紅斑が生じない程度の低いエネルギーで治療しても、標準用量と同程度の色素回復効果が期待できます。重要なのは、無条件に強く照射することではなく、皮膚の反応に合わせてエネルギーを精密に調整することです。

エキシマレーザー治療後の紅斑はどの程度が正常ですか?

軽く赤くなり、24~48時間以内に落ち着く程度であれば、一般的に適切な皮膚反応とみなすことができます。

エキシマレーザーは308nmの紫外線を白斑部位に選択的に照射し、メラノサイトの活性化と色素回復を促します。

治療後に軽い紅斑が現れることは、皮膚がレーザーエネルギーに反応しているサインである可能性があります。

ただし、皮膚が過度に赤くなったり痛みを伴ったり、紅斑が長く続いたり水ぶくれまで生じたりする場合は、エネルギーが過剰だった可能性があります。

したがって、最初から強いエネルギーを使用するよりも、低いエネルギーで開始し、毎回の治療後に皮膚の反応を確認しながら段階的に調整することが重要です。


低用量で治療しても効果は落ちませんか?

顔と首の白斑では、低用量治療でも標準用量と同程度の色素回復効果がみられました。

当院の研究チームは、顔および首の安定期白斑患者を対象に、紅斑を誘発しない低いエネルギーと従来の用量のエキシマレーザーを比較する無作為化対照試験を行いました。

その結果、両治療の色素回復効果に有意な差はありませんでした。

ただし、すべての患者に最初から最後まで同じ低用量を用いるわけではありません。治療反応が不十分であれば、皮膚の状態を確認しながらエネルギーを徐々に高めることができます。


治療後に水ぶくれや強い紅斑が生じた場合はどうすればよいですか?

まず皮膚を落ち着かせ、十分に回復してから次の治療を行うことが重要です。

皮膚の厚さや紫外線感受性、メラノサイトの反応は患者ごとに異なるため、同じエネルギーを使用しても反応に差が生じることがあります。

治療後に次のような症状が現れた場合は注意が必要です。

- 強い紅斑が長く続く場合

- ひりひり感や痛みが強い場合

- 水ぶくれが生じた場合

このような場合は冷罨法で皮膚を落ち着かせ、担当皮膚科医の指示に従って使用中の軟膏を一時的に調整したり、必要な局所治療を行ったりすることができます。

皮膚が十分に回復するまでエキシマレーザー治療をしばらく休み、その後再開するのがよいでしょう。

このような過剰反応が生じたからといって、白斑治療全体が失敗したという意味ではありません。重要なのは、次の治療でエネルギーを再調整し、同じ反応が繰り返されないようにすることです。


エキシマレーザーはなぜ患者ごとにエネルギーを変えて調整する必要があるのですか?

皮膚の厚さや紫外線感受性、病変の位置、これまでの治療反応が患者ごとに異なるためです。

同じエネルギーを使用しても、ある患者では十分な色素回復がみられる一方、別の患者では紅斑や痛みが過度に現れることがあります。

したがって、白斑の型や病変の位置、皮膚の状態、治療反応を併せて見ながら、エネルギー強度と治療間隔を個別に調整する必要があります。

特に顔のように治療反応のよい部位では、無理に紅斑を作るほどエネルギーを高めるよりも、不要な皮膚刺激や色素沈着を抑えながら色素回復を続ける戦略が役立つことがあります。

逆に、低いエネルギーで十分な反応がみられない場合は、少しずつ強度を高めて適切な用量を探す必要があります。

結局のところ、エキシマレーザー治療の要点は、単に強いエネルギーで治療することではなく、患者の皮膚反応を注意深く観察しながら、適切な治療強度と回数を精密に調整することにあります。


References

  • Bae JM, Hann SK. Laser Treatments for Vitiligo. Med Laser. 2016

  • Bae JM, et al. Suberythemic and erythemic doses of a 308-nm excimer laser treatment of stable vitiligo in combination with topical tacrolimus: A randomized controlled trial. J Am Acad Dermatol. 202

  • Bae JM, et al. Development of evidence-based consensus on critical issues in the management of patients with vitiligo: A modified Delphi study. Photodermatol Photoimmunol Photomed. 2021

Jung Min Bae

皮膚科専門医・江南院

真心のこもった診療とたゆまぬ研究で、白斑の患者さんの頼もしい伴走者となります。