しわ・輪郭 HA Filler ウルセラピー・プライム

下がった口角は、施術で上げられますか?

下がった口角は、ボツリヌス毒素A型・ヒアルロン酸フィラー・リフティングを原因に合わせて組み合わせることで、自然な改善が期待できます。

口角ボツリヌス毒素A型はどのように作用しますか?

口角ボツリヌス毒素A型は、口角を下へ引っ張る筋肉(口角下制筋、DAO)の力を一時的に弱め、口角を上げる筋肉が優位になるようにする仕組みです。口角の位置は、上げる筋肉と下げる筋肉の綱引きによって決まりますが、加齢や習慣によって下制筋が発達すると、無表情でも口角が下がり、怒っているように見えたり悲しそうな印象になったりします。下制筋の過剰な緊張を緩めると、口角がほんのり上がった印象に改善されることがあります。

効果は通常、施術後数日から2週間の間に現れ、一般的に3〜4か月程度持続するといわれています。筋肉の位置や力は人によって異なるため、正確な筋肉の診断と用量の設計が重要であり、過剰な用量は表情の不自然さを生むことがあるため、少量から始めて調整することをお勧めします。


ヒアルロン酸フィラーで口元を支えるのは有効ですか?

はい、口角の下垂にボリュームの減少が伴う場合、ヒアルロン酸フィラーで口元を支えることが有効です。加齢により口元周囲の脂肪やコラーゲン、骨のボリュームまで減少すると、口角の下がくぼんで影ができ、実際よりも下がって見えます。HA(ヒアルロン酸)フィラーでくぼんだ部位を補うと、口角を構造的に支え、影や下がった印象が和らぐことがあります。

ボツリヌス毒素A型が「引っ張る力」を調整する施術であるならば、ヒアルロン酸フィラーは「支える構造」を補強する施術です。筋肉の問題とボリュームの問題は原因が異なるため、両方が併存する方は併用することで改善の幅が大きくなる場合が多くあります。ただし口元は表情の動きが多い部位であるため、過矯正せず少量ずつ自然に充填することが重要です。


リフティングで口角を上げることはできますか?

リフティングは口角そのものを直接持ち上げるというより、口角を下へ引き下げる下顔面の下垂や皮膚のたるみを改善することで間接的に役立つ施術です。頬や顎ラインの組織が下へ移動すると、その重みが口元に集まり、口角の下垂やマリオネットラインが深くなります。HIFUリフティング(ウルセラピー・プライム)は筋膜(SMAS)層に、RFリフティング(サーマクールFLX・Alltite)は真皮層に熱エネルギーを伝え、下垂を改善します。

したがって、口角下垂の原因が筋肉であればボツリヌス毒素A型、ボリュームであればヒアルロン酸フィラー、顔全体の下垂であればリフティングが優先されます。40代以降は3つの原因が同時に現れる場合が多く、リフティングで土台を整え、ボツリヌス毒素A型・ヒアルロン酸フィラーで細部を整える順序で設計することもあります。


マリオネットラインと一緒にケアしますか?

はい、口角下垂とマリオネットラインは原因の多くを共有しているため、一緒にケアすることが効率的です。マリオネットラインは口角から顎に向かって下がるしわで、頬の組織の下垂・口元のボリューム減少・下制筋の引っ張りが重なって生じます。口角だけを矯正してマリオネットラインを放置すると下がって見える印象が残り、逆にしわだけを充填すると口角の引っ張りが再びしわを作るなど、互いに影響し合います。

一般的に、マリオネット部位のくぼみはヒアルロン酸フィラーやコラーゲン刺激施術で支え、下制筋の引っ張りはボツリヌス毒素A型で緩め、組織の下垂が大きい場合はリフティングを併用します。一つのしわではなく「口元全体の構造」を見て設計すると、結果が自然になります。


下がった口角、自然な結果のために何を組み合わせますか?

自然な結果の鍵は、一つの施術で過度に矯正せず、原因別に少しずつ分けて組み合わせることです。各施術が担う役割が異なるため、診断に応じて以下のような組み合わせを検討できます。

原因施術役割
下制筋の引っ張り口角ボツリヌス毒素A型下げる力を緩和
口元のボリューム減少HAフィラー・コラーゲン刺激施術くぼんだ部位を支えて支持
下顔面の下垂ウルセラピー・プライム・サーマクールFLX下垂の土台を改善

例えば、下垂が明らかな40〜50代であればリフティングで土台を整えた後、ボツリヌス毒素A型と少量のヒアルロン酸フィラーで口元を整える組み合わせが、下垂は少なく筋肉の引っ張りが主な30代であればボツリヌス毒素A型中心のアプローチが検討されます。顔型・表情の習慣・皮膚の状態によって適した組み合わせは異なるため、専門医のカウンセリングを通じてご自身に合った設計を受けることをお勧めします。


References

Kwon Soohyun

皮膚科専門医・水原院

お一人おひとりの皮膚を深く理解し、皮膚の健康を最後まで責任をもって見守るヒーリングドクターを目指します。