しわ・輪郭 The L

顔の脂肪、注射で整理してもたるみませんか?

脂肪を減らすと、その分だけ体積が減って皮膚が余り、たるんで見えることがあります。そのため、弾力の状態を考慮した施術設計とリフティングの併用が役立ちます。リフティングは、真皮を引き締めるサーマクールFLX・10THERMA(テンサーマ)・Alltite(高周波)と、筋膜層(SMAS)を刺激するウルセラピー・プライム(超音波)の中から、たるみの程度と皮膚の厚さに合わせて選択します。

脂肪を減らすと、なぜたるむことがあるのでしょうか?

脂肪を減らすと、その脂肪が満たしていた体積が減り、皮膚が余ってたるんで見えることがあります。顔のボリュームが減ったのに、それを覆う皮膚の弾力がその分だけ収縮できず、余りが生じるためです。

皮膚にはある程度自ら収縮する性質がありますが、それは弾力が良い場合の話です。コラーゲンと弾力線維が十分であれば、ボリュームが減っても皮膚が一緒に引き締まってラインが滑らかに整いますが、弾力が低下した皮膚は体積の減少に追いつけず、たるんだ印象を残すことがあります。

つまり、たるみのリスクは、脂肪をどれだけ減らすかだけでなく、残った皮膚がどれだけうまく引き締まるかによって決まります。そのため、施術前に弾力の状態を併せて評価することが重要です。


たるみを防ぐにはリフティングを併用すべきですか?

弾力が気になる場合には、脂肪減少施術とともに皮膚を引き締めるリフティングを併用することが役立つ場合があります。診療の現場では、脂肪と弾力低下が同時にあることが多く、体積を減らす過程と皮膚を引き締める過程を一緒に設計すると、たるんだ印象を和らげるのに有利です。

リフティングは、作用する皮膚の深さによって方式が分かれます。超音波で筋膜層(SMAS)を刺激するウルセラピー・プライム、高周波で真皮層を引き締めるサーマクールFLX・10THERMA(テンサーマ)・Alltiteなどは、コラーゲンの再生を誘導し、皮膚を引き締める方向に作用します。どの方式が適しているかは、たるみの程度と皮膚の厚さによって異なります。

目的アプローチ関連施術の例
体積の減少局所脂肪を減らすThe L(輪郭注射)
皮膚の引き締め(真皮)高周波コラーゲン刺激サーマクールFLX・10THERMA(テンサーマ)・Alltite
皮膚の引き締め(筋膜)超音波SMAS刺激ウルセラピー・プライム

併用の有無と順序は個人の弾力状態によって異なるため、施術計画の段階で一緒に相談するのがよいでしょう。


皮膚の弾力が低い場合は注射を避けるべきですか?

弾力がかなり低い場合、脂肪減少だけを単独で進めるのは慎重であるべきですが、必ず避けなければならないわけではありません。弾力状態に合わせて容量を調整し、リフティングを併用すれば、たるみのリスクを抑えながらラインの整理が期待できます。

問題は、弾力の低い皮膚に脂肪を急激に多く減らすときに生じます。体積が一度に減ると皮膚がそれに追いつけず、たるみが目立つことがあるため、このような場合には回数を分けて少しずつ進めたり、引き締める施術を先に検討したりすることもあります。

結局、弾力が低いからといって施術が不可能なのではなく、アプローチの仕方を変える必要があるという意味です。個人差が大きいため、診断後に決定するのが安全です。


年齢を重ねた人は逆効果になることがありますか?

年齢を重ねるほど皮膚の弾力とコラーゲンが減るため、脂肪だけを減らす施術は相対的にたるんだ印象を招くリスクが大きくなることがあります。ただし、これは年齢そのものよりも皮膚の弾力状態によるものです。

若くても弾力の弱い皮膚があり、年齢を重ねても弾力がよく保たれた皮膚があります。そのため、実際の判断は年齢よりも皮膚の診断を基準にします。弾力低下が明らかな場合は、脂肪減少を最小限にし、引き締める施術に重点を置くほうが自然な結果に近づきます。

また、ボリュームがすでに落ち始めた顔では、脂肪をさらに減らすことが老化の印象を強調することがあるため、むしろボリュームを補うアプローチが適している場合もあります。このような判断は、専門医のカウンセリングを通じて個人に合わせて決めるのが望ましいです。


安全に受けるにはどうすればよいですか?

安全な施術の鍵は、成分が明確な注射を使い、個人の脂肪量と弾力状態に合わせて容量を設計することです。無理な大量施術よりも、回数を分けた段階的なアプローチがたるみのリスクを下げるのに役立ちます。

施術前には、ステロイドなど副作用が懸念される成分が含まれていないかを確認し、必要であればリフティング併用の有無を一緒に相談するのがよいでしょう。目の下や頬の前面のように、落ち込みやすい部位は特に慎重にアプローチする必要があります。

何より、施術前に顔の形・脂肪の分布・弾力を一緒に診断してもらうことが、安全と自然な結果の出発点です。個人差が大きいため、皮膚科専門医とのカウンセリングをお勧めします。


References

Jongsic Kim

皮膚科専門医・板橋院

肌の悩みに深く共感し、十分なコミュニケーションをもとに個人別のカスタマイズソリューションを提案いたします。