しわ・輪郭 リジュラン® JUVELOOK

小じわと深いしわ、施術は異なるのでしょうか?

小じわは真皮のキメ改善(リジュラン®・JUVELOOK・サーマクールFLX)、深いしわはボリューム・構造の補充(HA Filler・Sculptra・RADIESSE®・Re2O®)とアプローチが異なり、表情筋が原因の動的しわにはbotulinum toxin type Aを用います。

小じわにはブースター・レーザーが適していますか?

はい、適した方向です。小じわは真皮表層のコラーゲン減少と水分不足により、皮膚のキメが細かく折り込まれる現象であるため、皮膚そのものの質を高めるSkin Boosterと、コラーゲン生成を刺激するレーザー・高周波が適しています。凹んだ空間を埋める施術ではなく、皮膚という「布」そのものを厚みのあるしっとりとした状態にするアプローチです。

具体的には、組織再生を助けるリジュラン®、自己コラーゲン生成を誘導するJUVELOOK、真皮に熱刺激を与えてコラーゲンリモデリングを起こすサーマクールFLXのような高周波施術が代表例です。小じわは一度で消えるというより、数週間〜数か月かけて徐々に薄くなるのが一般的であり、繰り返しのケアで効果を積み重ねていく概念で考えるのがよいでしょう。


深いしわにはdermal filler・コラーゲン注射が必要ですか?

はい、深いしわは表面のケアだけでは不十分な場合が多く、ボリュームを補充する施術が必要です。ほうれい線のように深く刻まれたしわは、皮膚のキメの問題を超えて、真皮深層と皮下のボリュームの欠損、組織のたるみがともに作用した結果であるため、凹んだ空間を埋める、あるいは構造を支えるアプローチが適しています。

即時のボリュームにはHA Fillerが基本で、コラーゲン生成を併せて誘導するSculptra・RADIESSE®、ヒト由来コラーゲン(hADM)成分で真皮を補強するRe2O®といった選択肢もあります。どの材料を用いるかはしわの深さ、部位、皮膚の厚さによって異なり、たるみが原因の大きな割合を占める場合はリフティング施術を先に検討することが、結果的にdermal fillerの量を減らす道になる可能性があります。


動的しわと静的しわはどのように見分けますか?

鏡の前で無表情を作ってみると見分けられます。笑う、しかめるなど表情を作るときだけ現れ、無表情では消えるしわが動的しわ、表情を作らなくてもそのまま残っているしわが静的しわです。眉間・額・目元のしわは動的として始まり、繰り返すうちに静的しわとして定着する場合が多くあります。

区分動的しわ静的しわ
現れるとき表情を作るときのみ無表情でも残る
主な原因表情筋の繰り返しの収縮コラーゲン・ボリュームの減少、皮膚の老化
基本的なアプローチbotulinum toxin type A(筋肉の弛緩)dermal filler・ブースター・レーザー(ボリューム・キメの改善)

この区別が重要なのは、治療の手段がまったく異なるためです。筋肉が原因のしわにボリュームだけを補充したり、ボリュームの欠損が原因のしわに筋肉の弛緩だけを行ったりすると、満足のいく結果を得ることは難しいです。


botulinum toxin type Aはどのようなしわに適していますか?

botulinum toxin type Aは、表情筋の収縮によって生じる動的しわに適した施術です。筋肉へ向かう神経信号を一時的に減らし、過度な表情の収縮を和らげる原理で、眉間のしわ・額のしわ・目元のしわが代表的な適応部位であり、効果は一般的に3〜4か月程度持続するといわれています。

一方、すでに深く刻まれ無表情でも残る静的しわには、botulinum toxin type A単独では限界があります。ただし動的しわの段階で継続的にケアすれば、しわが静的しわとして定着する進行を遅らせるのに役立つ可能性があり、「しわが浅いうちに始める予防的なケア」としての意味もあります。


動的しわと静的しわが混在している場合はどのようにアプローチしますか?

原因別に分けて組み合わせる複合的なアプローチが答えです。実際、40代以降のしわは表情筋の力、ボリュームの減少、皮膚のキメの老化が混ざっている場合がほとんどであるため、botulinum toxin type Aで過度な表情の収縮を減らし、残った深い溝はdermal fillerやコラーゲン注射で埋め、小じわとキメはブースター・高周波で整えるというように役割を分担します。

順序は通常、筋肉ボリュームのない皮膚であればボリューム補充を先に行った後、リフティングで土台を整えて皮膚のキメを補う流れが自然であり、botulinum toxin type Aの施術はどの施術とも並行が可能です。どの組み合わせと順序が適しているかはしわの種類と割合によって人それぞれ異なるため、皮膚科専門医の診断を通じて自分に合った優先順位を決められることをお勧めします。


References

Park Hyojin

皮膚科専門医・大邱院

皮膚の健康と美しさはもちろん、心まで癒やされるよう、心を込めて診療いたします。