しわ・輪郭 LSSA ウルセラピー・プライム

LSSA(エルサ)とはどのような施術ですか?

LSSAは直径0.9mm前後の細い超音波プローブを脂肪層に直接挿入し、脂肪を液化したうえで排出・吸引する低侵襲施術です。局所麻酔で部位あたり15〜30分ほど行い、二重あごやマリオネットラインのように塊になった脂肪を整えるのに主に用いられます。

LSSAとはどのような施術ですか?

LSSAは超音波エネルギーで脂肪を溶かす脂肪溶解の機器です。韓国で開発され、2021年に食品医薬品安全処の許可を受けました。大きな皮膚切開ではなく、針穴程度の挿入点から細いプローブ(探針)を脂肪層の内部まで入れて施術する点が、皮膚の上からエネルギーを照射する非侵襲機器とは異なります。顔用プローブは直径0.9mm前後で、一般的な注射針と同程度の太さです。

作用の仕組みは三つが重なっています。一つ目はキャビテーション(空洞化)で、毎秒数万回振動するプローブが麻酔液の中の微細な気泡を膨らませては弾けさせ、その衝撃が周囲の脂肪細胞膜を破壊します。二つ目は振動するプローブが組織に直接触れることで生じる機械的作用、三つ目は振動の摩擦で生じる熱作用です。

脂肪細胞はこうした超音波振動に比較的弱く、神経・血管・結合組織は比較的よく耐える性質があるため、脂肪を優先的に狙う方式で設計されています。ただし、これは「脂肪以外にはまったく触れない」という意味ではありません。熱も同時に発生する方式であるため、出力と施術時間の調節が重要です。液化した脂肪はそのまま吸収・排出されるか、細いカニューレで吸引して取り除きます。


二重あごやマリオネットラインにも効果はありますか?

はい、LSSAが主に用いられるのはまさにそうした部位です。あご下の二重あご、口角の横に垂れたマリオネットライン、頬・深頬のように痩せてもその部分だけ残る局所脂肪が検討されます。顔は部位ごとに1〜2cc程度減るだけでもラインが変わる場所なので、むやみに多く取るよりも精密に調節することが重要な傾向があります。

体重減少ではなかなか減らない局所脂肪は、脂肪細胞がその場所に集まっている場合が多いです。その際は脂肪細胞の数そのものを減らすアプローチが役立つことがあり、変化の程度には脂肪量・皮膚状態による個人差があります。

ただし、あごラインがぼやける原因が脂肪ではないこともあります。皮膚のたるみ、首の筋肉(広頸筋)の緊張、骨格、慢性的なむくみが原因であれば、脂肪を減らしても期待したほど変わらないことがあります。むしろ弾力が低下した状態で脂肪だけを取ると、皮膚が余って見えることがあるため、リフティングや筋肉の緊張を和らげるボツリヌス毒素A型を併せて計画したほうがよい場合もあります。原因の鑑別が先です。


LSSAは脂肪溶解注射・脂肪吸引とどう違いますか?

他の方式と比べた際に際立つ点は、脂肪層を直接扱いながらも大きな切開と縫合を行わないことです。挿入点が針穴程度なので瘢痕の負担は小さいほうで、局所麻酔で行い、施術時間も部位あたり15〜30分程度と短いです。プローブが細いため、神経が密集する顔でも層を分けて扱いやすい点が、顔の部位に検討される理由です。

方式アプローチ経路考慮すべき点
脂肪溶解注射注射器複数回の繰り返し、毎回の腫れ・痛み
非侵襲の超音波・高周波皮膚の外側から回復の負担は小さいが変化の幅は限られる
エルサ針穴からプローブを挿入局所麻酔、脂肪層を直接処理、除去量は切開方式より限定的
切開脂肪吸引切開後のカニューレ除去量は大きいが回復期間が長くなる

超音波を用いた脂肪吸引の系統は学術的にも比較的長く検討されてきた方式で、局所麻酔で行った660件の調査で合併症率1.36%、第3世代超音波脂肪吸引261名のシリーズで4.6%と報告されています。ただしこの数値はLSSA自体の結果ではなく、同じ原理の系統の機器の資料であり、皮膚の引き締め効果が従来の脂肪吸引より優れるという根拠はまだ十分ではないとの指摘もあります。タイトニングは付随的な期待にとどめるのが現実的で、どの方式が適しているかは脂肪の量と位置、皮膚の状態により個人差があります。


LSSAの副作用にはどのようなものがありますか?

最も多いのは腫れ、内出血、だるさ、一時的な感覚低下やしびれです。多くは数日から2週間以内に落ち着きますが、回復の速さには個人差が大きいです。

まれですが、ぜひ知っておいていただきたいリスクもあります。熱が発生する方式であるため火傷が生じることがあり、脂肪が均一に除去されないと輪郭が凸凹したり左右が異なって見えることがあります。そのほか、漿液腫(水がたまる現象)、血腫、感染、挿入点の色素沈着や小さな瘢痕、神経刺激による感覚異常が報告されています。

皮膚が薄い方やすでに弾力が低下している方は、脂肪が減ることでたるみがより目立つことがあります。また、この施術の結果は機器の性能だけでなく、解剖学的な層を判断し出力を調節する施術者の判断に大きく左右されます。顔は顔面神経や血管が通る部位であるため、副作用の可能性について十分な説明を受けたうえで決定されるのがよいです。


痛みはどのくらいですか?麻酔はどのように行いますか?

LSSAは腫脹麻酔(ツメセント麻酔)と呼ばれる局所麻酔を行ったうえで進めます。麻酔液を脂肪層に十分に満たすと痛みの伝達が減り、組織が膨らんでプローブを扱いやすくなります。全身麻酔が必要ないことがこの方式の特徴です。

施術中は痛みよりも組織が押される感じ、振動感、重い圧迫感として感じられるという説明が多いです。ただし麻酔液を入れる際のちくちくした痛みと膨張感はほとんどの方が感じ、痛みの閾値には個人差があります。施術中に熱い痛みや鋭い痛みを感じたら、我慢せずにすぐお伝えいただくことが重要です。火傷を防ぐサインだからです。

施術後は数日間、運動した後の筋肉痛に似ただるさや、押したときの痛みが残る傾向があります。多くは処方された鎮痛剤でコントロールできる程度ですが、痛みが次第に強くなる、あるいは熱感・発赤を伴う場合は感染の可能性があるため、診察を受ける必要があります。


LSSAの回復にはどれくらいかかり、効果はどれくらい持続しますか?

腫れは通常、施術後2〜3日目に軽度のむくみがある程度で、これは1〜2週間かけて徐々に引いていく経過をたどります。部位によっては数日間、圧迫バンドを勧めることもあり、組織が落ち着いて最終的な輪郭が整うまでには3か月程度を見るのが一般的です。洗顔や日常活動は比較的早く可能ですが、施術範囲や個人差によって異なります。

除去された脂肪細胞は再び生じないとされています。しかし、残っている脂肪細胞が大きくなるとその部位が再び厚くなることがあるため、「永久的」とまでは言い難いです。体重が大きく増えると結果も変わり得るため、施術後の体重管理も併せて必要です。

1回で満足される場合もあれば、脂肪量が多い、あるいは部位が広い場合には追加施術や他の方法の併用を相談する場合もあります。ご自身に適した方法かどうかは、脂肪の量と位置、皮膚の弾力、服用中の薬や基礎疾患を併せて確認したうえで、専門医と相談して判断されることをお勧めします。


References

Hanmi Jung

皮膚科専門医・江南院

一度施術して忘れられる医師ではなく、皮膚のすべてを安心して任せられる生涯の皮膚主治医になります。